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2008.01.05

おかえり。

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1月3日の夜までが皆の冬休みで、シンデレラとは逆に普通の女の子から舞妓さんに戻った。「明けましておめでとうさんどす。旧年中はおおきに。本年も相変わりませずおたの申します。」と黒紋付きにいつもよりも豪華なだらりの帯を締めて町を北から南へ。うちの役目は「おめでとうさん。今年もよろしゅう。おかえり。」と言うことなので、おこぼの音が聞こえると大急ぎで帳場に座る。彼女たちも普通の女の子。泣いたらしく目が腫れてたり、眠そうだったりするけれど、短いお休みが終わると京都先斗町という大きな看板と20キロ近い衣装を背負い、前へと進まなくてはならない。私がしてあげられるのはお休み前に「行ってらっしゃい。」と言うことと帰って来た時に「おかえり。」と言うこと。「稲穂の簪になったんどす。」と言った笑顔を見てこちらの方が嬉しくなった。

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コメント

ええ文章!
胸がキュッとなった。

投稿: たまこ | 2008.01.06 02時42分

たま子様

うさぎが風呂にはいっておりますので、横からおじゃまらっこでやんす。

ええぶんしょうでしょ。

ぼくもそう思いました。

うさぎ屋のおねぇちゃん健在!って感じで、ぼくが選択した商いはこれでよかったのだと、思いなおせる記事でした。これからもうさぎをよろしくお願いいたします。

うさぎが書いた記事は、まさしく僕達の本音で、、、、、

さて、今年も始まりました。うさぎ屋もぴよぴよがんまります。

投稿: 店番社長 | 2008.01.06 02時47分

たま子さん姉さんへ
ありがとうございます。うまく言えませんが、うちは「がんばりや~」「ちゃんと帰っておいでや~」とも言う立場ではありません。あくまでも第三者で外野ですが、気持ちとしてはサポーターです。もし、しんどくて辛くて辞めたかったら辞めてもいいと思ってます。その子の人生なので私はとやかく言えません。でもここで続ける限りうちは応援したいと思っています。それは、利害とかではなく一緒懸命な彼女たちが居るから私もここで生きていけるとそう思うからです。今ちょうど出たての妓と同い年の妹がいますが、まだまだ子どもではるかに彼女たちの方が大人で立派です。難しい方程式や古典を知らなくてもきちんと挨拶ができ、謝ることができる方が素晴らしいと思います。自分の選んだ道を切り開くことができるのは自分だけ。だから、何もできないけれど応援していきたいです。何も知らずに来た私たちは、何も知らないから来てやっていけてるのだと思います。それもこれも先達が居られるから。まだまだ分からないことだらけですので、姉さんどうぞうちらの水先案内をしてやって下さい。よろしくお願い申し上げます。

投稿: ぴょん吉 | 2008.01.06 03時32分

店番社長さんへ
さんくす。

投稿: ぴょん吉 | 2008.01.06 03時34分

先日はありがとうございました。
真夜中に無事かえってまいりました。
今回のコメントを読んで、この間のお話を改めて思い返しています。
きっと彼女たちには何よりの言葉ですね。
今年も舞妓ちゃんたちのいいおにいさん、おねえさんでいてあげてくださいね。

投稿: うさこ | 2008.01.06 13時55分

うさこさんへ
おかえりなさいまし。こちらこそ先日は本当にありがとうございました。ゆっくりお話することができ嬉しかったです。うちらにできることは、声をかけてあげるということくらいなのですが、いつも格子の向こうから見ているらっことうさぎが居るということを喜んでくれるので私たちとしても有り難い限り。兎に角みんながんばってほしいです。

投稿: ぴょん吉 | 2008.01.06 19時07分

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